ワードプレスを使ったECサイト構築のメリットとデメリット
ワードプレスでネットショップができるのか
結構よく聞かれます。そして結構回答に困ります。笑
技術的な視点でいえば出来ます。カート機能を開発するか、ASPから引っ張ってきて追加すればいいだけです。
問題は、「EC専用ASPなどに比べて売れるようになりやすいのか」ということです。
ワードプレスはSEOに強いので初動のSEOはやりやすい
リスティング広告やSNSの話を混ぜるとややこしくなるので、今回はその辺の販促のことは除外して書きます。
上記の集客方法を行わない場合、基本的に集客の方法はSEOになります。ASPやECCUBEなどは、同じドメイン以下に記事としてページを量産するシステムを持っていないことが多いです。なので、EC専門のサイトがページ数を増やそうと思ったら、商品点数をガンガンに増やしていくしか方法がないと言えます。(基本的には)
ワードプレスで作った場合、商品ページとは別に、ブログとしての記事投稿ができますので、使ってみた感じのレビューや商品作りの背景、などネタは何でもいいので投稿がどんどんできます。どんな内容であれ、ネット上にキーワードを含んだ生地が量産されるというのは良いことです。(コピペでなければ)そう考えると、ワードプレスで作るサイトは断然SEOがやりやすいと考えられます。
顧客管理ができないのが弱点
ワードプレスでネットショップを作る場合、WelCartを使う人が多いのではないでしょうか。
2015年9月現在では、日本語が使えるカート系のプラグインはこれだけじゃないかと思います。利用も無料ですし、クレジット会社のルミーズとかが、WelCart向けのマニュアルを準備しているところを見ても、浸透具合が見て取れます。
攻めには強いが、守りには弱い
ただし、このWelCart、売って売り上げを計算するだけの販売ツールとしては、最低限必要なものはそろっていますが、その後メルマガを送ろうと思ったり、会員制度を導入したり、会員ランクをつけたり、など、ネットショップとして本気で運営しようとすると、そういった機能が今のところないのです。
なので、その辺の機能は、別のプラグインを利用してつぎはぎするように構築する必要があります。
要するに、単発で売るだけならいいんですが、顧客情報を利用してリピーター化させる機能は弱いんです。
ネットショップのASP系は顧客管理には強い
ショップ系ASPには通販サイトに欲しい機能がてんこ盛り
と、言うことになります。メルマガとかステップメールとかアップセル機能とか、会員ランキング、レコメンド機能、ユーザーレビュー、などなど、本気のネット通販にはかかせないツールが搭載されています。
この辺は、どっちを使うか迷うとことなんですが、まずは月商100万が目標だ!という中小レベルの運営者の場合はワードプレスで商品と別にブログ記事を量産するほうが良いかも知れないですね。
実はワードプレスで作るECサイトで両方をクリアできる裏技がある
サイト本体はワードプレスで作成し、カゴだけショップサーブ を使う
もうこれ一択でいいと思います。
ワードプレスでサイトを作れば、ブログ記事SEOができます。で、通販としての機能は、ショップサーブASPを利用して、カゴだけをワードプレスに貼ればOK。そうすると、販売・顧客管理はショップサーブの管理画面で確認することができ、メルマガやその他購入者フォローが充実しています。
ASPを利用するので、月額の利用料はかかりますが、これは必要経費として考えるほうが良いです。
ネットショップは売るまでの努力(SEO)と、買った人のリピーター化(顧客管理)の両輪で伸びていくのです。

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